新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

大腸 5. 働き① 水分とミネラルの再吸収

一般的にヒトは一日6〜7lの消化液(唾液、胃液、胆汁、膵液など)を分泌し、食事や飲水などと合わせると一日8〜9lもの水分とミネラルが小腸に流入します。その内のほとんどが小腸で吸収され、1〜2lほどが大腸に流出されます

(盲腸に食べ物の残渣が入ってくる時には、便はまだ固形状になっていません)

大腸においては更に水分やミネラルが再吸収され、便として一日200ml前後の水分が排泄されます。

*便に含まれる水分含有率は高く、70〜80%の割合が健康的と言われていて、何か問題があると、そのバランスを崩して、それよりも少なくなると硬便、それ以上になると軟便になってしまいます。

http://products.abbott.co.jp/medical/library/pamphlet/onakagenki.pdf

このように腸の粘膜細胞の表面にはトランスポーターという水分やミネラルを再吸収する優れた機能があり、上手く水分やミネラルを体内に取り入れる仕組みを持っています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/naika1913/85/7/85_7_1034/_pdf

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