大腸4.大腸のリンパの流れ
体内の臓器には、血液が流れる血管とリンパ液が流れるリンパ管のふたつの流れる経路があります。
リンパ系には所々に免疫の関所となるリンパ節があり、そこには免疫系の細胞が存在して、異物や病原体に対して認識し応答するような働きをしています。
大腸にも豊富なリンパの流れと各部位に所属するリンパ節が多数存在しています。
(リンパの流れは概ね支配血管の流れに一致しています)
*癌が進行すると、この流れに沿って癌がリンパ節に転移するため、その支配領域のリンパ節を廓清する必要があります。
腸間膜のリンパ管は大動脈側に入り、最終的には胸管として静脈(大循環)に合流します。