■
大腸はおよそ1mほどの曲りくねった管腔臓器で食べたものが小腸で、栄養が吸収された後に排便前に通ります。
今まで、大腸は吸収されなかった食べカスがここで水分吸収をされるくらいの働きしか言われてきませんでしたが、最近、話題の腸活でも言われているように、大腸の中には100兆以上もの常在細菌がいて、ビタミンをはじめとする身体に必要な成分を作ったり、免疫系の調整に関して重要な働きをしていることがわかって来ました。
大腸には、慢性の便秘症から、感染による腸炎、それ以外の特殊な腸炎(IBD)、便通に異常が見られる過敏性大腸症候群など様々な病気が見られます。
また大腸においては高率にポリープが生じ、その一部には悪性なもの(大腸がん)も認められます。大腸の腫瘍は早期に発見することにより、治療が容易になります。
このように私達は大事な腸の診療に対しても真摯に取り組んで行きたいと思います。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gee/55/5/55_1633/_pdf/-char/ja
https://www.jsge.or.jp/guideline/disease/cp.html
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nisshoshi/113/7/113_1176/_pdf