新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

かかりつけ医の選び方 その5

アクセス 病気や怪我はいつなるかわかりません。またもし通院するとなったらアクセスはとても大切です。その意味でも交通の便は重要です。都内なら駅近などもその条件になるでしょう。 またソフト面でのアクセスも大事です。前に自分の診療情報の引き出しに…

かかりつけ医の選び方 その4

physical data base (データベース) かかりつけの病院は自分の貴重な身体的データベースを保管する基地です。 人間はしなやかでタフな生き物でありますが、いつ何時、身体を壊してしまうかわかりません。また大体の病気は突然に起きるものではなく、成人病を…

かかりつけ医の選び方 その3

専門分野について 前回、優れた臨床家は全身が診れる綜合力が必要と書きましたが、どんなに優秀な医者でも全ての分野でトップであることは不可能です。 ある特定の分野で、毎日そればっかりしている先生には敵いません。 しかし、特殊な専門医ではなくとも、…

かかりつけ医の選び方 その2

前回の続きです。かかりつけ医に必要な条件について全身が診れることを述べましたが、具体的に医師の実力を測る上でなくてはならないものがあります。 それが臨床経験です。 いくら頭が良くて、手先が器用でも、それだけでは優れたphysician(臨床家)とは言え…

優れたかかりつけ医の条件 その1

前の章で、かかりつけ医に必要なマインドや性格について書きましたが、ここではより具体的に医師としての、知識や技術などのスペックについてお話しをしたいと思います。 医者は人という生き物を扱う技術専門職人です。人の身体の構造や機能を熟知して、身体…

いいかかりつけ医の資質について

皆さんこんにちはDr Kazです。 前回かかりつけ医の必要性についてお話しましたが、ではどんなドクターがかかりつけ医として相応しいのでしょうか?具体的に検証してみましょう! 第一に医師が患者さんの立場に立って、その健康と命とその人の人生を最大限に…

かかりつけの病院やお医者さんを持ちましょう!

皆さんには、かかりつけの病院やお医者さんがいますか? 皆さんが健康であったら、常連のレストランやジムや美容室があっても、普段は病院に行く機会は少ないのでかかりつけの先生がいない方も少なくないのではないでしょうか? 誰もが、生きていれば何かし…

梅毒の流行に際して

昨今、最近までめったに見かけることのなかった梅毒が再び流行するに際して、その病気と制御

健康な状態とは

皆さん健康とはどのような状態をいうのでしょうか?WHOや厚労省が唱える健康の定義を読んでみても、なんか分かったような分からないような曖昧な内容に感じます。 確かに人類はまだ生命の全てを理解したわけではないので私達が生きていること、健康のこと病…

死んだらどうなる?

私達人間は生き物です。外界からいろんなものを取り入れて、またいらないものを出しながら日々生きています。しかし私達生き物と外界は決して独立していて切れた関係ではないのかもしれないと感じました。自然の中から生命が生み出されて、生物同士の間にい…

大学における医学教育について その1

日本において大学医学部を卒業し、医師国家試験に合格すると医師免許が厚労省から認可され免許を授かることになります。しかしそれは単なるペーパードライバーであって実際には人の診療に関して何もできない状態です。ましてや人は生き物ですから車のように…

ガン戦争の敗北

朝方スマホを見ていたら最近のがん診療の現状についてのニュースがありました https://www.yomiuri.co.jp/science/20180912-OYT1T50000.html この結果はおおまかに言うと私が医者になった25時前と大して変わっていないように感じました。つまりは治る癌?は…

命の使い方

私は医者としてたくさんの患者さんの診療に携わり多くのことを学ばせて頂きました。 そこで強く感じたことは、人間とは自分の身体や心の問題を真正面から捉えようとせずに、怖いものや嫌なものからは目を背けて、自分の都合の良いようにしか物事を見ない傾向…

生と死とは何か?

皆さんは生と死について、どれくらいのことを知っていますか?医療者の方々は身近に生や死を体感していると思われますが、何を持って生とするのか?どこを持って死とするのか?考えたことはありますか? 私が25年間医者として患者さん達の側にいて、間近で体…

梅毒を考える

(Introduction)梅毒はパートナー同士が性交渉をすることによって感染する性感染症です抗生剤が発見される前は不治の病として恐れられていましたが、1944年イギリスの医学博士アレキサンダー フレミング博士がペニシリンを開発してから、梅毒を完治すること…

梅毒に対する注意 その1 introduction

ここ数年で日本における梅毒患者さんの数が激増しています。 10年ほど前は年間500人程度の数でしたが、今年は、その数は10倍の5000人を突破する勢いです。 私達にとって梅毒はレアで関係のない病気ではなく、これから身近な病気の一つとして注意しなければな…

性病について考える

昨今、東京を中心に梅毒の流行が問題になっています。性病は何処か忌み嫌う病気として考えられていますが、医療を担う者として日本の男女を元気にするためにも敢えてこのテーマにアプローチしたいと思います 性交渉はパートナーがお互いを知り合うとても大切…