新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

診療の軸 2 -① 大腸の診療

大腸はおよそ1mほどの曲りくねった管腔臓器で食べたものが小腸で、栄養が吸収された後に排便前に通ります。

今まで、大腸は吸収されなかった食べカスがここで水分吸収をされるくらいの働きしか言われてきませんでしたが、最近、話題の腸活でも言われているように、大腸の中には100兆以上もの常在細菌がいて、ビタミンをはじめとする身体に必要な成分を作ったり、免疫系の調整に関して重要な働きをしていることがわかって来ました。

大腸には、慢性の便秘症から、感染による腸炎、それ以外の特殊な腸炎(IBD)、便通に異常が見られる過敏性大腸症候群など様々な病気が見られます。

また大腸においては高率にポリープが生じ、その一部には悪性な病気(大腸がん)も認められます。その早期発見は治療も容易になり、大腸の検査は有用です。

私達はこのように大事な腸の診療に対しても積極的に取り組んで行きたいと思います。

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