慢性便秘症 9 弛緩性便秘 ① 原因
機能性便秘(腸管機能の異常による便秘)は、さらに弛緩性便秘・痙攣性便秘・直腸性便秘の3つに分けられますが、その中で最も多いのご弛緩性便秘と言われています(日本人の常習性便秘の約2/3は弛緩性便秘)
弛緩性便秘は、大腸の蠕動運動が低下により生じ、普段腹痛などの症状に乏しく、糞便通過時間が長いため、水分が多く吸収され、便が固くなる傾向が見られます。
特に、高齢者や、やせ形の女性、長期臥床者などに多く見られます。
その原因についてはやはり普段の生活習慣が大きく影響しているように思われます。
食事や生活の乱れ、また運動不足やストレスの影響などにより、腸管蠕動が慢性的に低下している状態が伺われます (忙しくてトイレを我慢するようなことが続いてしまうと腸の動きもリズムを崩してしまいます)
治療については次章でお話しします。