新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

coffee break 肥満はエコー検査の大敵

超音波検査は身体の中をチェックするために行う、簡便で、侵襲のほぼない非常に有用な検査ですが、いくつかの点で弱いところがあります。

超音波検査は高周波の音波を発信し、先に当たって返ってきた信号を画像にした検査です。

そのため途中に空気があると音波が伝わらず何も見えなくなります(水はいいのですが)

ですから胃や腸のガスが溜まっていると観察し辛くなります。

また石や硬いものも、音波を跳ね返してしまい、その先にあるものが見えません。

更に超音波検査が弱いものが脂肪です

脂肪(油滴)は超音波を当てると反射、反乱が強く、検査をするとキラキラな画像になり、それより深部は描出することが難しくなります。

ですから皮下脂肪や内臓脂肪が多い方は腹部の超音波検査で検査することが難しくなります

(病変が検出できなくなってしまいます)

肥満はエコー検査をするのにも大敵なのです。