慢性鼻炎の治し方 20 鼻うがい

皆さんは鼻うがい、もしくは鼻洗浄と言う治療を聞いた事がありますか？

皆さんも風邪やインフルエンザの流行の時には家から帰って来た時に手洗いやうがいをしますよね。

これは手や喉についたウィルスを洗い落とすことがその目的かと思います。

その喉のうがいとは違って鼻から洗浄液を入れて鼻腔を洗う方法があります。

これが鼻うがい、もしくは鼻洗浄と言われるものです。

私もつい最近この治療方法を知りました。

最初は鼻から洗浄液を入れるなんて痛くて染みるんじゃないか？とか喉に入って誤嚥するんじゃないかと怪訝していましたが、私の主治医に勧められて実際にしてみたらビックリ、私の症状改善にはかなり効果がありました

今は凄くいい器具ができていて、簡単にできるし、全然痛くありません (片方の鼻から洗浄液を入れると反対から出てくるのも不思議です)

また後で詳しく後述しますが、これがいいのは病気を治すというより、身体の調子をリセットして、慢性鼻炎の症状が出るのを抑えると言う感じがあります。

この鼻うがいをした後に前述のステロイドの点鼻をするのが効果的です。

(また私としては、鼻うがいをする時には単に鼻の中を洗うというより、喉の奥 上咽頭を洗浄することをイメージして行っています)

それでは何故鼻うがいが慢性鼻炎の症状を抑えることができるのでしょう？鼻や咽頭粘膜における抗原の除去？細菌叢を整えている？

その真偽は不明ですが、私としては何か鼻や上咽頭粘膜におけるコンディションをリセットする意味があるような気がしています。

私達は常に鼻から息をして、埃やさまざまな微生物やいろんなを鼻から取り込んでいます。

(また鼻粘膜には様々な常在細菌もいるでしょう)

そして私達の身体は免疫や神経系の働きで、その状態に応答するようにできています(くしゃみなんかはその代表的な生理反応です。大きなリアクションで肺に入ったものを一気に吐き出しているのですから)

通常は鼻粘膜や咽頭粘膜の状態に応じて、アレルギー反応やくしゃみなどの生理反応が起きるのですが、花粉症などの慢性鼻炎においてはこの反応が過敏(過剰)になっています。

そのメカニズムには免疫や自律神経応答システムなどが関与していますが、鼻うがいはこの誤作動、過敏になった状態をリセットしているのでは？などと想像しています。

今流行りの常在細菌に対する作用は不明ですが

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