慢性鼻炎の治し方 その21 睡眠
慢性鼻炎と睡眠に関しては何か関係があるのでしょうか?
その具体的なメカニズムについてはわかりませんが、私は何か重要な関わり合いがあるように考えています。
その根拠として一旦寝てしまうと慢性鼻炎の症状(鼻水、くしゃみ、痒みなど)はかなり収まります。
またその時のコンディションにもよりますが、起きたばっかりの時はかなり調子がいいように感じました (起きてすぐに鼻炎の症状が出始める場合もありますが)
確かに寝てしまえば記憶かないのだから、自覚症状がないのは当たり前かもしれませんが、それでも寝ている時には鼻炎の症状が収まっているような感じがありました。
(それとは逆に同じアレルギー疾患の喘息などの場合、入眠して迷走神経が優位になると気管支が収縮して、咳が出たり、息が苦しくなり寝られなくなります)
私が考えるにこのような現象から、慢性鼻炎は単なる炎症や免疫反応だけではなく、意識の覚醒や自立神経の調節と深い関係があるのではないかと伺っています。
*確かに慢性鼻炎の症状を引き起こすヒスタミンは脳内活性を促す活性アミンであり、覚醒や睡眠と何か関連があるかもしれません。
くしゃみは鼻腔に入った空気中の遺物や気温変化などに対する一つの応答反応です。
意識が落ちてしまえば、その過敏になってしまったセンサーがオフになることが考えられます。
もしかしたら、花粉症や慢性鼻炎は、アレルギーの問題だけではなく、睡眠を始めとして生活習慣の乱れにより、どこか生体リズムが乱れていることも関与しているのではないでしょうか?
慢性鼻炎をしっかりコントロールする為にはしっかり眠りをし、生体リズムを整えて、壊れたセンサーをリセットするイメージが必要かと思っています。