せん妄に対する治療
せん妄とは、病院に入院中に患者さん、睡眠をはじめ、生活のリズムを乱して脳神経が異常な過活動を起こして、不穏や興奮を生じる病気です。
このような状態においては、理性が効かず、自分の身体や状態にとって非合理な行動(モニターや点滴や大事な管などを引き抜いたり、医療スタッフに暴言や暴行をしてしまう)ことが見られます
処置、対応の基本は、患者さんと出来るだけコミュニケーションを取る事ですが、どうしても自制が効かない場合は鎮静が必要になります。
その時には下記のような向精神薬を用います
〈薬剤〉
@ 抑肝散 漢方薬 副作用ない。効果?
@ リスパダール 使いやすい
錐体外路症状に注意 内服薬
@ セレネース 点滴や注射剤あり、適宜量の調整ができる
@ コントミン
強い鎮静 セレネースで効かない場合
@クエアチピン
内服の強い鎮静剤 持続性あり
このように向精神薬で患者さんの鎮静を図るの
時々、敗血症や急激な低酸素や臓器不全でせん妄家の症状が見られます。だからこそ患者さんの状態に異変があれば何か身体に大きなトラブルがないかチェックする必要があります