新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

外来診療の仕分け

外来をしているといろんな病気の患者さんが来られます。その病気は軽症の方から重症の方、治療が比較的容易な方から非常に難しい方まで様々です。

外来担当医としては全ての症例に対して意識を張り巡らせなければなりませんが、その病気によって対応の仕方は変わってきます。

病院にいろんな科の先生がたくさんいる病院ならまだしも、少人数しかいない診療所なら尚更この意識が必要になります。

今私が考えていることとして、各症例ごとにラベリングをすることを考えています。

その病気の重症度(軽症なのか?重症なのか?)と診療の必要性に関する緊急度(検査や治療に関して待てるのか?待てないのか?)を迅速に判断して対応をする必要があります。

ある意味これは救命救急の対応と同じかもしれませんが、一般の診療でも同じだと思います。

例えば、DOAやショック状態のような超緊急性のある状態、急性腹症などで一刻も早く手術が必要な緊急性のある状態、時間単位で早めに投薬や処置が必要な状態、また2-3日単位の診察が必要な場合、もしくは数週間、数ヶ月間おきのフォローアップでいい場合。

それによって医師や病院の対応は大きく変わってきます。

病気によって行う検査や処置、手術の難易度も大きく異なります。

全身麻酔を要し、たくさんの人手が必要な外科手術が必要なのか?血管カテーテルの手技が必要なのか?また内視鏡検査が必要なのか?

はたまた比較的簡易で一般的にできるものなのか?

また薬や知識に関しても、病気によってレベルが違います。微妙な薬剤の選択や投与方法が変わります。その実施に当たり経験と知識が必要になるでしょう。

これからそのコンテンツを具体的にまとめて行きたいと考えています

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