新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

逆流性食道炎③ 自分自身の経験 その2

前回、私が逆流性食道炎の症状に苛まれていたことをお話しましたが、今回は何がきっかけでその逆流性食道炎が良くなったのか?それについて思い当たる節についてお話をしたいと思います。

私が思うに、私の逆流性食道炎が良くなった理由(要因)はズバリ食をはじめとする生活習慣です。 

これを言うと手前味噌のようになりますが、今から5年前、私の生活は激変しました。

仕事場や仕事内容が変わったこともあるのですが、新しいパートナーができて、私の生活や生活環境が大きく変わりました。

以前は、病院での仕事のため、仕事が不規則で当直も多く、睡眠や生活のリズムもバラバラでした。

そして何より食生活にかなり問題がありました。

それまでは、仕事の為、食べる時間もバラバラ、時間がないので、食べ物をよく噛まず、流し込むようなことも頻回でした。

また病院以外では、普段の食事は外食が中心で

あまり野菜🥦を摂らず、好きなお肉や油物をよく食べていました。食べる時間も夜遅いい時間が多く、朝は胃がもたれていて、ご飯が食べにくいので、食べやすい菓子パンやドーナツやコーヒーを摂っていました。そして何より昔からお菓子が大好物で、よくポテトチップスなどを食べていました (今も好きですが)

お酒もそれほどではありませんが、余裕のある時はリラックスの為に飲んでいました。

このような食生活ですから、身体にいい訳はありません。

体重も学生時代から15kgくらい増え、いつも疲労感を抱えて走っているような状態で元気を出すためにエナジードリンクも多用していました)。そのような中で前述した逆流性食道炎の症状も頻回でした。

(特に酷かったのは、昼食時に時間がなくて、ご飯を一気に食べた後の午後は最悪でした)

しかし、今のパートナーと暮らし始めて、食事を家で食べるようになり、その内容や食べ方が変わると身体の調子が大きく変化しました。

その内容については

先ず今まで食べていた主食が変わりました。白米やパンや麺類を摂る量が減り、雑穀や玄米をよく食べるようになりました。

またお肉やお魚も食べていますが、とにかく野菜を食べるようになりました。以前は付け合わせ程度しか食べませんでしたが今では牛や馬のようにいろんな種類の野菜をたくさん食べています。

そして発酵食品を以前より意識して摂るようになりました。今では自宅で妻がお味噌や発酵玄米ご飯や納豆やヨーグルトを作ってくれています。

そのような生活が始まると、みるみる内に体重が減り、ほんの数週間で13kg減量しました。

その後、あれほど普段毎日のように苛まれていた逆流性食道炎の症状がぴたっとなくなりました。

そしてあれほど飲んでいた炭酸飲料を飲まなくなりました。

今でも生活や食のリズムが乱れた時は、時々胸焼けの症状が出ますが、すぐ収まってしまい薬も飲んでいません。

我ながら如何に普段の生活が私の逆流性食道炎の病気に関わっていたのかということを強く感じました。

病気は人それぞれ、その原因や病態も多種多様であり、一概に全て一括りにはできませんが、

多くの人の逆流性食道炎の背景には、生活習慣やストレスが大きく関わっていると思っています。

これから私の経験を何か同じような症状で苦しむ人の治療、症状改善に役立てていきたいと願っています。

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