風邪について考える⑴ウィルス感染症について
風邪は私達が遭遇するcommon diseaseですが、その原因や病態についてはあまり知られていません。
今回新型コロナウィルス感染が社会的問題になっていますが、改めて風邪と言うものについて深く考え理解を深めたいと思います。
風邪はコロナウィルスやインフルエンザウィルスやアデノウィルスやライノウィルスなどのいくつかのウィルス感染によって引き起こされる病気です。
ウィルスにはDNAウィルスとRNAウィルスの二種類がありますが、ウィルスと言う微生物はそれだけでは単体で存在することができず、常に何かしらの生物に寄生して生息しています。
(インフルエンザウィルスなら鳥や豚、コロナウィルスならコウモリ、エボラウィルスならミドリザルのような感染媒体が見られ、人もその生物のひとつです)
ウィルスは生物の細胞内に入り込み、そこで自己の遺伝子情報を発現させて自己複製を行い増殖します。
また宿主か感染し、症状が収まった(治癒した)後も完全に除去されずにキャリアとして宿主の細胞内でジッと大人しく潜んでいる場合があります (ヘルペスウィルスや肝炎ウィルスなどでもそう言った現象が見られます)
私達は常に外界と接し、いろんな生き物と直接または間接的に関わっています。
当然いろんな人の関わり合いがあるのですから、その都度にいろんなウィルスに罹る可能性があるわけですね