風邪について考える(2)ウィルスは姿形を変える
ご存知の方もおられるかもしれませんが、ウィルスは細胞ではありません。基本遺伝子とそれを含むシンプルな構造になっています。
あるものは感染した宿主細胞の核内の遺伝子に組み込まれてジッと潜んでいます。
ウィルスには様々な種類のウィルスがいて、あまり自己を変えないものと、微妙に遺伝子の突然変異を起こして変化するものがあります。
皆さんもご存知のように麻疹や風疹やおたふく風邪や天然痘などの原因ウィルスはその構造があまり変化しないのでワクチンが非常に有効ですが、インフルエンザウィルスやコロナウィルスは遺伝子情報が微妙に変化し、いろんな種類がいますので、完全な予防効果のあるワクチンを作るのは難しいのではないかと思います。
だからこそ私達人類がこれからいろんなウィルスと共存して生きていくためには先ずウィルスなこと自体を知る必要があるのです。