新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

Dr Kazの医師経歴 その3 癌研時代

私は東京女子医大の医局を離れた後、自らの志望で当時、池袋にあった癌研究会附属病院消化器外科の門を叩きました。

その目的は癌と言う悪性腫瘍を外科手術で治す技能を身につけることでした。癌は皆さんもご存知のように今日でも、その治療が難しい病気のひとつです。私自身、学生時代からこの癌と言う病気に対して強い関心があり、癌を治す医療に取り組みたいと言う希望がありました。

私が入職した癌研病院は癌の外科手術においては、歴史と伝統のある素晴らしい病院でした。

まだ今みたいな抗がん剤放射線などの先端医療がない時代に先人の外科医師達がメス一本で癌に立ち向かっていた気概を感じられました。そこには手術にこだわりを持つ職人堅気の外科医の先生方がおられました。

消化器における癌とは何か?それに対してその癌を治すためにどのような手術をしたらいいのか?画像検査や病理検査から術式を検討して、そして安全に確実な手術を施行し、その結果をしっかりきろに残すと言う鉄板の医療がありました。

今日、癌は手術だけでは治らないと言うことはよくわかっています。癌研においては、癌と言うものに対して、どのような手術をするべきなのか?手術においては何を心がけてするのか?その心構えみたいなものを教わりました。

キーワード

○癌

○消化器

○外科手術

○画像診断

○病理診断