Dr Kazの医師経歴 その2 大学医局時代
私は初期研修を終えた後、東京女子医科大学の第三外科という医局に入局し、およそ10年超、所属していました (今の腎臓病総合医療センターの外科にあたります)
大学病院時代は、主に腎臓を始めとする肝臓や膵臓などの臓器不全診療と臓器移植外科診療に携わりました。
ヒトは心臓や肺や肝臓や腎臓など生きる為になくてはならない主要な臓器が働かなくなった場合、致死的な状態に陥ります。その状態をサポートして、生命を維持する手段の一つが人工臓器になります。
心臓の場合、人工補助装置が必要になるし、肺の場合は人工呼吸器が必要になるし、腎臓が末期的に機能しなくなってしまった場合(末期腎不全)には血液浄化療法(その一つが血液透析療法)が必要になります。(肝臓が機能不全になった場合、その機能は多岐に渡り複雑なため生命維持はかなり困難になります)
またその機能を根本的に補う治療が移植外科医療になります。
私は、ここで、生命の根幹に関わる重要な臓器機能と、もしそれらが大きなダメージを受けてしまった場合にその生命を維持するため補助療法や移植外科医療をここで学びました
ある意味、本当に具合が悪く、ギリギリの状態の患者さんをサポートする医療を学んだことは医師として大変な勉強になりました。
キーワード
○臓器不全
○人工臓器
○血液浄化療法
○臓器移植医療
◯免疫抑制療法