肝臓6 肝機能障害 ⑤ 血液検査⑷ アンモニア
肝臓においては様々な栄養代謝が行われているが、その中のタンパク質の元となるアミノ酸に含まれる窒素をより体内で害が少ない尿素に変えて尿として排出するように、尿素に関わる代謝経路が尿素サイクルと言われている。
私達は自分達が食べ物として取り入れたアミノ酸やまた体内にあるアミノ酸を元にして(これが大部分)タンパク質を合成している。
そして不要となったアミノ酸は代謝を受け、分解される。その過程で生じるアンモニアは有毒性があり、速やかに代謝している。
この回路で生じた尿素は窒素を多く含み、尿として体外に排泄される。
この回路は肝細胞内(ミトコンドリア、細胞質内)で行われている
もし肝臓が働かなくなってしまったら、この大事な代謝が働かなくなってしまい、血中のアンモニアが上昇する
*アンモニアには人体への有害作用がある
因みにこの回路を回す為にはかなりのエネルギーが必要である。
だからタンパク質をたくさん取り、それを体内に取り入れ、活用するためには運動とエネルギーが必要なのだ
http://www.sc.fukuoka-u.ac.jp/~bc1/Biochem/ureacycl.htm#Top