新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

胃がん 13 胃がんの化学療法の流れ

前述したように私が化学療法に関して云々話をするつもりはありません。

しかし自分が経験したことを再確認するつもりで書き込みをします。

薬剤について列記すると

細胞の遺伝子DNA合成に関わる葉酸代謝に作用する薬があります(葉酸代謝拮抗剤)

昔は5Fuやフルツロンという薬がありましたが、それらが改良されて現在はTS-1やゼローダという薬がおもに使われています。

またそれ以外の作用を狙ってシスプラチンやオキザリプラチンなどの白金製剤が併用されます。

そこに加えてチューブリンという細胞内の微小器官に作用するパクリタキセルドセタキセルが用いられます。

また抗がん剤だけではなく、がんの細胞表面に作用する抗体薬の効果も実証され、ハーセプチン(抗原が発現しているかどうかがポイント)

や抗VEGFD抗体なども使われています。

昔に比べると、格段に整備されていると思います。

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