新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

診療スペック⑵ 気道確保

気道確保とは、呼吸における空気の通り道が何かしらの原因で塞がってしまった場合にその通り道を確保する技術です。

先ず、

意識障害において舌根が沈下した場合、手指で下顎に当て、顎を引き上げ、気道を開きます

#マスクを当てて、人工換気をする場合の先ず基礎技術です。

⑵気管チューブ挿管

自己呼吸がない場合、しっかり換気ができるように気管チューブを挿入し、人工呼吸をしなければなりません。

⑶気管支内視鏡使用

喉頭がどうしても展開できない場合、内視鏡を用いて、それをガイド下に気管チューブを挿入します。この場合、鼻腔からアプローチする場合と、口腔からアプローチする二通りがあります。

⑷気管切開

上記のアプローチが困難な場合、また長期人工呼吸管理を必要とする場合は、外科手術的に、頸部を切開して、気管を開口し、気道を造設します。また両側声帯麻痺においても同様の処置が必要になります。

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