発熱診療まとめ
発熱診療をしていると、クリニックで診るべき診療のポイントや流れがわかってきます。
それを簡単にまとめてみました。
1.先ず患者さんの主な訴えやバックグラウンドなどを聞いておくこと (あらかじめ問診を取っておくと便利)
2.症状について詳しく聞くこと
全ての症状を、より具体的に、
3.バイタルサインチェック
体温、血圧、脈拍、酸素飽和度など
4.身体所見を取ること
熱源に関わる異常な所見がないか?
- これで大体大まかな診察の道筋ができます-
5.検査
新型コロナやインフルチェックをするか?
それ以外の検査が必要か?
一概に発熱と言っても、いろんな原因があります。
6.生活指導、薬剤処方
7.会計
# 風邪の場合は基本、何もしません。生活の指導と対症療法のみです。
インフルの場合は薬物処方を検討します。
COVID19の場合もクリニックでは基本何もできません。
重症化リスクの高い方や症状が重い方は早めに高度医療機関に受診するように勧めます。
新型コロナが陽性の場合、私達は保健所に報告する義務があり、保健所の方から患者さんに今後の対応のことで連絡が行きます。