新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

covid19 対策 7 サイトカインストームの症状

それではサイトカインストームの症状についてお話したいと思います。

前回にお話しまさしたが、サイトカインストームは体内で起きる炎症や免疫の反応のもとになるような物質(サイトカイン)の過剰な放出状態です。

その場合においては全身に起きる過剰な炎症反応 SIRSと同様の症状が出ることが予想されます

https://bibgraph.hpcr.jp/abst/pubmed/31613449

 

サイトカインストームが起きてしまうと、身体のいろんな臓器機能に障害か発生し急ブレーキがかかってしまいます。

例えば、自立神経機能が麻痺し、血圧が急降下したり、血液の循環が廻らなくなったり、血が固まりやすくなって、血栓ができ、全身の臓器の血管が詰まってしまったり(DICと言います)

全身の血管の透過性が変わり、肺をはじめとする全身の臓器が水浸しになったりしてしまいます。(このような状態になると治療は極めて難しくなります)

具体的にはだるさや全身の痛み、動悸やふらつき(血圧低下のため)息切れや呼吸苦が出たり、高熱が出たりします(またもしかしたら急激な反応の場合、低体温になるかもしれません)

またこのような反応が過度に起きると自分のコンピュータである脳も正常に作動せずにせん妄や興奮が起きることもあります。

はっきり言って自分がこのような状態になったらいち早く医療機関に駆け込むしかありません

一早い検査と治療が必要です。自分自身ではコントロールできないのですから、