新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

慢性鼻炎の治し方 13 抗ヒスタミン剤(2)

前回の章でも述べましたが、アレルギーに関与するケミカルメディエーターであるヒスタミンの受容体をブロックするのが抗ヒスタミン剤であり、このお薬は花粉症をはじめとするアレルギー疾患の治療薬として使われています。

このお薬の作用はアレルギー症状を引き起こす引き金となるヒスタミンが細胞に働くところ(下流)をブロックすることによってアレルギー症状を緩和しています(決して根治療法ではありません)

抗ヒスタミン剤は開発が進み、よりその作用が特異的になり副作用が抑えられるようになりました。

今日、いろんな抗ヒスタミン剤が発売されています。

しかし私自身の場合、長年、酷い慢性鼻炎の症状(くしゃみ、鼻水、かゆみ)に苛まれ、様々な種類の抗ヒスタミン剤を長年使用しましたが、少し症状がマシになったかなと言うくらいで満足する改善は認められませんでした。

私の見解としては花粉症やその他の慢性鼻炎のアレルギー症状を緩和するには必要な薬剤ですが、慢性鼻炎を克服するにはそれだけでは足りないと考えています