梅毒に対する注意 その1 introduction
ここ数年で日本における梅毒患者さんの数が激増しています。
10年ほど前は年間500人程度の数でしたが、今年は、その数は10倍の5000人を突破する勢いです。
私達にとって梅毒はレアで関係のない病気ではなく、これから身近な病気の一つとして注意しなければならないと考えています。
病原体による感染症は患者さん一個人の問題ではなく社会全体で取り組まなければ制御できない一面があります。
例え、その病気にかかっていなかったとしても、自分達と全く関係ないと言う事はありません。私達、皆でその問題を考え対応することでより安心できる安全な社会を創ることができるのです。
そう言う意味において、私達がより正しい知識を持つことはとても大事なことです。怖がって目を伏せていては始まりません。これから梅毒という病気の本質に迫ってたいと思います