新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

inspection② 具合の悪い患者さんの診方 意識レベル

具合が悪い患者さんの診察はナーバスになります。患者さんご本人が一番苦しいことは間違いありませんが、診察するドクターにもストレスやプレッシャーがのしかかります(人の健康や命の行く末は誰にも分かりませんが、その判断を医師は問われます)

では具体的にどんなところに注意したらいいのでしょうか?いろんな臓器のいろんな病気によって診方は異なりますが、総論的なお話をしましょう

先ず第一は意識レベルです。覚醒しているか否か?またこちらの問いかけにしっかりと応答することができるのか?自分の身体の不具合をより具体的に話すことができるか?ここがベースになります。

しかしかなりの高齢の方、また基礎疾患に重度の認知症や脳神経疾患がある患者さんは予め障害があるため評価が難しくなります

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