細菌診療の難しさ
今朝、細菌とのいい共存環境整備診療の話を書きましたが、実はこれは、なかなか簡単なことではありません。
何故なら体内においては常にいろんな細菌が日々ダイナミックに移り変わっているからです。
その変化や状況を捕えること検査は中々可視化できません。
体内に通常いない病原体を検出するためにはいろんな検査法が確立されました
しかし常在菌の状態となると話は別です。
細菌培養検査はあくまで体外で取り出した検体を培養をしたものに過ぎず、実際体内で細菌たちがどのように住み着いて、どのように増えてどのように働いているのか?誰も見たことがないのです。
だからこそ、先ずそこを捕える何かしらの検査の確立が必要です(検体を取り出し、細菌の遺伝子解析から数量を推測する方法など)