高齢者サポート医療プロジェクト その6の1 呼吸器
呼吸機能障害は即生死に関わってしまう最重要な機能であり、常に目を光らせる必要がある器官です。医学や医療が進歩した今でも肺炎は死亡原因の上位に位置しています
先ず第一に
1. ベースに呼吸機能不全かあるか?ないか?ざっくりと評価がいります。運動をしても全く問題がないのか?少し動くくらいでも息切れがするのか?安静時でも息が苦しいのか?いくつかの評価系がありますが、その方の呼吸機能評価が重要です
2. 次に呼吸器疾患の既往や現在患っている疾患のチェックアップが必要です
(各論)
@臨床検査
①呼吸器機能の評価 スパイログラム 動脈血圧ガス分析
②単純胸部レントゲン CT検査 これだけあれば十分です
@疾患各論
2.感染症 各種肺炎
3.特殊疾患 間質性肺炎など
4.手術歴の有無
これらの評価、予防、ケアをしておけば概ね十分です
追伸 呼吸は単に肺や気管支など呼吸器自体の問題ではなく、循環器の障害からメンタルの問題までいろんなファクターに影響を受けることに留意する必要があります