幸せを考える 第一回 毎日の生活が基本
幸せを考えるセッション 第1回です
総論にも書きましたが、私たちにとって幸せとは何でしょうか?私達が幸せになるためにはどうしたらいいのでしょうか?実はそのカギは凄く遠いところにあるのではなく、自分達の身近にあるのではないかと考えています。
それは日々の生活そのものです。当たり前ですが私たちは生きるためにいろんな日常生活を送っています。またその日常生活が私達自身を形作っています。それがゆえにこの何気ない毎日の日常生活を少しずつより快適で、よりよいものに変えて行けば必然と自分自身がいい状態になって更にいい活動ができるようになるのではないかと考えました
その中には当たり前の・食事・睡眠・入浴・身嗜み・掃除・洗濯などが含まれます
これらのことを疎かにせず、一つ一つしっかり楽しんでこなしていくことが基本だと思います。これからこれらのことについて皆さんといろんな意見交換ができたらいいですね
私達のポリシー
医療のあるべき姿勢は、病に苦しむ人に手を差し伸べ、医術を施し、最終的にその患者さんがしっかりと生きていく力を少しでも養うサポートをすることでしょう
この世の中には、たくさんのいろんな病気があり、それらに苦しまれている方がたくさんいます。そしてまたそれに対しての医療やケアはニーズに応じて多種多様です
しかし病院にとって大切な姿勢とは患者さんがいかに独立して生きていけるような力を養うサポートをすることであり、決して病院への不要な抱え込みや不要に患者さんを病院依存にさせることではありません。
人間は老若男女、自主独立して生活できることが基本であり、最終目標でもあります
私達はそれを力強く応援できる存在でありたいと願っています
幸せとは何か?
私達が健康を考える際において健康と幸せは切っても切れない関係にあります。人は健康でないと幸せにはなれないし、また幸せになることが人の健康にも繋がります。ある意味、人生の究極の目標は人それぞれ幸せになることなのかもしれません
それでは幸せとはいったん何でしょう? また幸せになるためにはどうしたらいいのでしょう?
幸せは人によって千差万別であって一概ではないし、決まった定義もありません。これから、私たちはこの人類最大の課題についてベタで考えて行きたいと思います。
幸福について書かれた書物は古今東西たくさんありますが、ここにおいては私が考えた下記の3つのポイントについて話を進めていきます。
1.自分が幸せになること
2.自分の大切な人が幸せになること
3.自分と自分の大切な人がいい関係を持って素敵な世界を享受すること
皆さんも幸せについて是非ご一考して見ては如何でしょうか?皆さんのご意見やコメント楽しみにお待ちしております
ごはん食べよう科 番外編 ダイエットについて
先日、ある人と話していてダイエットを成功させることは簡単なことじゃないんだと改めて考えさせられました。ある人がスリムになりたいと思って、いくら食事制限や運動などの努力をしても、それが辛くて我慢できなければ、完逐させることはできないし、もし到達しても、すぐにリバウンドしてしまい、それを維持させることは容易なことではないでしょう
ではどうしたらうまくダイエットをすることができるようになるのでしょう? 改めて考えてみました
理屈は至って簡単です。体に最適な食べ物を最適な時に最適の量の摂取をして、規則正しい生活習慣を身に付けて実行していければ身体は必ずそうなります。
しかしまたわかっていてもそうできないのが人間です。
その人の価値観、想い、様々な記憶やバックグランドは人それぞれで、それらが今のその人自身を形作っているため、自分を変えることは容易なことではないでしょう(あっさり変わってしまったら、その人がその人じゃなくなってしまいます)
でもそうしたらすべての人がダイエットを実現することは不可能なのでしょうか? どうしたらダイエットを望む人たちに本当に実行可能な適切なアドバイスが遅れるのでしょうか?
そのキーとして、下記のポイントが挙げられます
1.先ず今のマインドを変えること ~ 自分が囚われている壁を壊すこと
2.精神論だけではなく科学的(医学的)根拠に基づき、それに応じたダイエットを心
がけること。医学生理学的に何か太りやすい要因があるのか?物質、反応系に落と
し込み、その原因を探り、それに対する対策を実行すること
3.自分の周りにサポートしてくれるPositiveな協力者を持って自分の周りの環境を
変えていくこと
これからこういったポイントに基づいて、その答えを探していきたいと思います。
皆さんのご意見、コメントもお待ちしています
健康や豊かさについて提言
皆さんは日本の年間の医療費いくらかご存知ですか?実は40兆円を超えています。これは前回のリオオリンピック開催のブラジルの国家予算より多いんです
日本が、経済発展を遂げて、あちこちに病院ができ、身の廻りに高度な医療機器や最新の医薬品が開発され、国民は真に健康でいられ安心安全な医療を手に入れられたのでしょうか?
今の日本🇯🇵の医療の実際の運営や今後の方向性は厚生省が取り決める保険制度にほぼ全て従って、その動向によって動いていると言っても過言ではないでしょう
でも本当の健康や元気の在り方を国も行政も、医者も病院も誰も示していないのだから、今の医療制度に従っていても真の健康や元気を手に入れることは難しいのではないかと考えています
基本みんな病気になってから考えることなので普段あまり深く真面目に考えていないのでは?
でも人の命は有限だから、自分の命と人生についてもう一度考えてみたいと思います
こうすれば安心とか?こうすれば健康になれると言う提言がもっとあってもいいのでは?
いきなり国から医療費年間 40兆円かかります、だから税金払って下さいと言われても普通納得できませんよね
皆さんで一緒に考えてみませんか?
ごはん食べよう科 第9回 食欲(8)
さあ食欲診療に関する大詰めです。
では私達が、食欲に関して異常(食欲不振、食欲異常亢進)が来た場合どうしたらいいのでしょう。そのアプローチについて考えてみたいと思います
そこでいくつかのチェックポイントについて挙げてみました
1.現在の栄養状態を評価する
食事の食べ具合 どんな物をどれくらい食べているのか?最近1週間の食事状況 体重の変化、BMI、皮下脂肪などの身体の変化。血液検査(アルブミンなど)
2.症状、全身状態のチェック
消化器を始めとして、何か他の症状はないか?全身状態の評価
食欲は、脳、消化器、全身状態から影響されると言っても過言ではないのではらないでしょうか!
3.何か内服薬はないか?
4.メンタルの問題
ごはん食べよう科 第8回 食欲(7)
さてここで食欲に関して、今まで話していた医学生理学に基づいた知識をまとめてみましょう
【食欲に関連する臓器】は
1.脳 (視床下部〜摂食中枢、満腹中枢) 食欲に関するセンサー、司令を司る 2.消化管 (胃腸、肝臓、膵臓など) 消化器の状態から必要な栄養の情報知らせる 3.脂肪組織 体内に溜め込んだエネルギーの状態から必要な栄養に関する情報を知らせる
【食欲に関わる直接的因子】
・血糖値、遊離脂肪酸
・グレリンなどの消化管ホルモン
・インスリンを始めとした内分泌
・脳活動に関わる神経伝達物質
こう言ったことをまとめてこれから食欲異常(食欲亢進、食欲低下)に関する診療について考察していきたいと思います