新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

Dr Kの医療コラム その4 医者としての姿勢

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私たち医者は同じ同胞である患者さんを診察する際において、自分がどのような姿勢で向かい対応したらいいのか?ということを日々考えています。

きっとその姿勢やスタイルは各先生によって様々なことでしょう

私も25年間医者をしてきて、いろんな上の先生のやり方を見て、また実際に多くの患者さんと接し、少しずつ軌道修正しながら今のスタイルを築き上げてきました。

その中で私が得た一つの答えは、人間として患者さんとできるだけ同じ位置に立って物事を考えるということです。患者さんは老若男女いろんな人がいて自分とは全く違う人ばかりです。

しかし患者さんが、わざわざ嫌な病院に来るということはよっぽど体調が悪いのでしょう。

だからこそ、その辛さ、苦しさを持った患者さんに真摯に向かいこと。それが医師の基本です。
しかし、万が一、この誓いを破る時、私はその反対の運命を賜るだろう。辛いことがあるはずだと思い、できるだけその苦しさに共感して患者さんを診るようにしたいと考えています

そう考えると医者の基本姿勢ってやっぱりヒポクラテスの誓詞なのかもしれません

 

追伸)昔、私が私の大先生から聞いた話でよく共感することがありました。

それは医者が患者さんに元気を与えているだけではなく、医者も患者さんから元気を貰っているのだということです。

確かに自分がどんなに辛い時でも、患者さんと接していると何故か元気になれることが

多々ありました

結局、医者も患者さんも同じ人間であり、相手をRespectする姿勢が基本であることに改めて気が付きました