新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

自己紹介 その3 医者になった理由

何故自分が医者になろうと思ったのか?それにはいろんな理由がありますが、そんなに偉そうな大したものはありません。今振り返ってみると、それが自分の人生の目標?頑張るための動機?自分というものアイデンティティ作り?みたいなものだったような気もしています。

私はかなりの小さい頃、7-8歳の時に将来は医者になると決めていました。それはこの歳まで一つも変わることがありませんでした。

何故最初に医者になりたいと思ったのか?

それは当時、自分が当時小児喘息に苛まれ、いつも病院通いをしていて病気を治すお医者さんに癒され感謝していたことがきっかけだったのかもしれません。子供ながら病や死に対する恐怖があり、自分にとって医者は救世主のように見えました。

またそれと共に自分が自分の大事な人達を守りたいと思ったことも大きな理由の一つです。

そして詳しいことまでは知りませんでしたが、お医者さんの仕事は人助けができて、感謝もされ、更にお金も貰えるという魅力的な職業にも映りました。

またそして医者になる為にはたくさん勉強をしなければならず、自分のいい目標になるかもとも考えたのかもしれません。

そして何より自分が医者になると頑張っていれば自分を大事にしてくれた親が喜んで可愛がってくれると思いました(実際には全然頑張っていなかったのですが😅)

そしてこの想いを更に後押ししてくれたのが当時流行った手塚治虫さんの書いた漫画ブラックジャックでした。この漫画は少年の私にはかなり衝撃的な作品でした。

今思っても、医学や医療の内容は云々として、その作品の根底には生々しい人間と言うものが描かれていました。

人の優しさや素晴らしさや冷たさや浅ましさ、

また人生の豊かさや厳しさ、

そして生きることの喜びや悲しみや辛さまで、

人として生きていく上における本質みたいなものを感じました。

その生々しい営みの中で人のケガや病や生と死と関わっている医者の仕事は素晴らしい

私の親は一代で築いた会社経営者でしたし、私の周りにも医者の人が誰もいませんでしたのでどうしたら医者になれるのか?いつも暗中模索の状態でした。