新宿NSビルスカイクリニック

医学に基づいて食を中心として日々の生活から健康を考えるブログ

アトピー性皮膚炎と皮膚の常在細菌叢との関係

https://www.keio.ac.jp/ja/press_release/2015/osa3qr000000t3i7-att/20150422_nagao.pdf

つい数年前、慶応義塾大学の皮膚科の先生が、アトピー性皮膚炎と皮膚における黄色ブドウ球菌の関連についての研究を発表されていました。ある意味表皮にいる常在菌である黄色ブドウ球菌の状態が、皮膚の炎症や私達の免疫応答に関わっていると言うこと。今までアトピー性皮膚炎は私達の体内の免疫機構に問題があると言うことから、その治療に関してはステロイドを始めとする、いろんな免疫抑制剤の使用がメインでしたが、皮膚における常在細菌叢を見直し、その環境を整えるという新しい見地が伺われるのではないでしょうか?

まだまだ未解決な問題ですが、興味深いトピックですね