胃カメラについてまとめてみました
皆さんは胃カメラ検査を受けたことがありますか?
私は今まで山の数ほど胃カメラ検査を施行してきて、昨年末には自分自身も検査をしてもらいました
そこで改めてこのサイトで胃カメラ検査についてまとめてみたいと思います
先ず胃カメラとは?これは光学ファイバースコープを用いて上部消化管を観察したり、処置したりする検査です(カメラではありません😅)
光学、画像処理技術が発展し、消化管内の細かい構造まで観察できる様になりました 粘膜や粘膜下の血管の状態や微小な腫瘍まで見えます
それでは、どんな構造や病気が見えるのでしょう?
先ずは口腔から喉(咽頭、喉頭、食道に入る前まで)が見えます。
次に食道です。ここでは、食道裂孔ヘルニアや逆流性食道炎などの良性疾患から、食道静脈瘤などの病状、そして食道の悪性腫瘍(食道がん)の有無の観察をします(最近では特殊光技術で微小な食道がんが見つかるようになりました)
次にはメインとも言える胃の観察です。胃の形状をザックリと見て、粘膜の状態を評価します(ピロリ菌の保有の可能性や萎縮性胃炎の範囲を見ます)
次には局所の潰瘍やポリープや癌の有無を精査します。検査中には胃の蠕動運動もよく観察できます
そして十二指腸。ここでは球部中心に潰瘍がないか?胆汁はでてるか?ポリープはないか?など見ていきます
こういう詳細なことが分かるし昨今ファイバースコープも細くなり、患者さんの検査のストレスも少ないので、基本、検診検査としてバリウム検査は必要ありません。最初から胃カメラでオッケーだと思います
それでは胃カメラ検査を受けるにあたって注意すべき点はどう言うことでしょうか?私の考えとしては
1.何のためにするのか?目的が明確であること。患者さんのバックグランドや情報は検査を受けるにあたって非常に有益です
2.オペレーターがしっかりした技術と十分な知識を有していること
はっきり言って施行する医者によってその検査の価値は全く異なってしまいます
かく言う私?
私ははっきり言って上手ですよ😉