急性感染性胃腸炎について
急性感染性胃腸炎は私達が日常よく遭遇する病気です。吐き気、腹痛、下痢などが特徴的な症状ですが実際なってみるとかなり辛いです
この病気の対処法についてまとめてみました
先ずその原因の同定、病状把握が必要です
1)原因に関してはウィルス性か細菌性か区別をしていきます。患者さんからの問診と症状で大体区別がつきます。通常、海外への渡航や何か特別なものを食べない限り一般的なウィルスか病原性細菌による胃腸炎です
便の性状(血便の有無、水様?粘液?)や腹痛などの症状からウィルス性か?細菌性を区別します。
ウィルス性の場合、ノロウィルスの可能性が高いです
2.治療 基本的には腸管安静です。また下痢止は禁忌でウィルス性の場合は抗生剤も禁忌です。即ち感染性胃腸炎の場合、薬は必要ありません。症状もウィルス性なら3日、細菌性でも5日ほどで良くなります。ただその間、飲食ができなかったり、下痢が続く場合、補益が必要です。特に身体の弱い乳幼児や高齢者は予備能がないので注意深いサポートが大切です