Dr Kの医療コラム その1 医学の価値
私に外科手術を教えてくれた名外科医の先生が、私に医療や医学に関しての技術や知識だけではなく、いろんなことを教えてくれました
それらの言葉は現場を離れた今でも私にとって数珠の宝となっています
その一つを紹介したいと思います
その中に <医学はなぜ学問の中で価値が高いものなのか?>という問いがありました
その答えは。医学は直接、人を扱う学問だからだということでした
私たち医療者の仕事は、医学の真理に基づき同じ、同じ人間性を持って、自分たちと同じ同胞を診る仕事です。
そして医学は人間そのものを扱い、人の健康や病気そして人の生き死を学び、またそれを患者さんや社会に還元するための学問(自然科学)です
どんな人でもいつかは傷つき、病気になり、歳をとり、いつかは死を迎えるでしょう
その場面場面に医療は絶対的に必要とされます
自分や自分の大事な人が辛いときに、いろんな病気やけがを治してもらい、少しでも身体の痛みや苦しさが癒され、楽にしてもらい、いろんな仕事ができ、家族や仲間と豊かな生活ができることはありがたいことだと思いませんか?
だからこそ、その医療の根幹になる医学には無限の価値があるのです! もし医療や医学に価値がないと仮定したら、人間自体、社会自体に価値はなくなることにもなりますよね。
私は医療者として声を大にして言います
医療や医学には絶対的な価値があるのです